大阪市 I様邸 2017年家具制作辿り着いたお気に入りの「無垢材」

偶然から生まれた出会いは
紆余曲折を経て、思い通りの家具に仕上がりました。
ずっと使い続けられるお気に入りになることが
なにより嬉しい一番の喜びです。

PCデスク

PCデスク

◇サイズ:W2,100×D900×H730mm
◇素材:ウォールナット材
◇仕上げ:ガラスコート加工

PC等を使う際の配線が全て机の中に納まるよう設計されている。 その上で全て引き出しが付いており、見た目にもきれいで 実用的なオーダーメイドならではのデスクになっています。

InterviewI様との談話

出会いはネット検索!?

-まず、辻さんとの出会いを教えてください。

奥様ネットで検索をして。

I様初め、、、何年か前モデルハウスのとこにお伺いした・・・?

辻社長(以下辻)あ、そうですね、一度お越しいただいたんですよね。それで知り合ったということですね。

-どうして辻さんに家具を作ってもらいたいと思ったんでしょう?

I様無垢の家具が欲しくて。

奥様で、ソリッド(1枚もの)でもとりあえずラバーウッド(ゴムの木)だけはもう嫌だったんです。以前に頼んだところはダメだなと思って。それで(辻さんに)頼もうかなと思いました。

はははは、あの柔らかい木ですね~。

奥様そうです!

見えない部分にこそこだわりが。

-使う中でオーダーの良さ、木材の良さを感じますか?

I様感じますね。スチールやったらやっぱり冷たかったりして。

(木材の良さは)木の暖かさとかね。

奥様一回割れたのは?それから広がってない?

I様広がってない。うん。

もし割れた所があれば対応しますよ。

I様割れたというのはそういうことじゃなくて、コンピュータのアダプターあるじゃないですか?それ上にのっかってたんでその温度でひびが入ったんかな?と思って。

ああ。自然のものなので、生きてるんでいろんな(変化がある)…。反ったりとか、そんなんは全然ないですよね?

I様最初ちょっと割れましたけど広がってないのでそのままです。

環境になれたという風に判断していただいていいかな、と思います。もし気になるようでしたらその隙間を埋めること可能です。

I様はい、わかりました。

奥様でも割れ方も全然、不自然じゃないです。…昔無垢の、硬いインドネシアの木のやつを買ったことがあるんですけど、真っ二つに割れました。

それは乾燥してない木を納品されたから乾燥過程によって割れたと思いますね。

奥様そうでしょうね。でも(辻さんの木材は)そんなんじゃないので。

そういうのは(うちのは)ないと思います。これももう、この木、丸太で買ってから10年以上経ってると思います。それをずっと寝かしているんでね。ご心配なくお使いいただければいいかなと。

I様もう全然反りとかそういうのはないですから。

はい。

I様いがみもしてませんし。

奥様外材(外国から輸入された木材)はオークかチークだったんですよ。(だから)すぐに乾かして納品されたんじゃないかと。

あ~。

奥様やっぱり国内じゃないとダメだなーって。

なるほどね。早く売りたいんでついつい人工乾燥っていって生乾きの状態で出荷したりするんです。急激に乾かす=急激に反るっていうのもあるし。じっくり自然乾燥した方がいいし木の色つやもいいですし。

奥様海外の工場とかは納品されたらその場で反り戻しの機材が工場に備わってあったんですよ。

へー。

奥様やっぱり直しても納品したらまた反って。

そうなんですね。そういうところも結構ありますからね。結構クレーム来てるみたいですけど。

奥様やってました。…工場に勤めてたんですよ。

あ! そうなんですか?

奥様だからそういう風になるっていうのを知っているので、海外のは絶対に嫌だなと思って。

それはアジアの?

奥様アジアの工場で。欧米の企業に入れていたのでヨーロッパとか…そういうのが出回るのは嫌だなって(苦笑)

ははははは、なるほどね。それで探していただいて、でインターネット見て、見つけていただいた。

奥様はい。

談話風景

“できないことはない”という信頼感

-今回依頼の事務所デスクをお願いしようと思ったのはなぜですか?

I様もう、この一体感ですね。ウォールナットで。

奥様あと、配線の具合と売ってあるやつやと真ん中に脚があるのが嫌とか、言ってたやん。

あ~、あのL型のね。以前お作りさせていただいたL型のコーナーに脚があると邪魔やからそれがないような形のデスクですね。オーダーメイドのよさですね。

I様はい。

-今回依頼の事務所デスクをお願いしようと思ったのはなぜですか?

やっぱり今回の製作で苦労したところっていうのが、まずこの通線用の…

I様コンタクト。

コンタクトですね。これを通すっていうことと、そこに引き出しをすべてつけ加えるということだったんで。一番それがこの中では苦労したかな、というところです。で、気に入ってるところっていうのは全て自分の作るものは気に入ってるんですけど。

一同はははははははは

その中でもどこがっていうと、何年もウチで乾燥してずっとおった木なんでそれがとうとう嫁に行ける、その日の目を見れるっていう、(そこが)気に入っているところですね。

I様そうですね。

やっぱりお作りさせていただいて、納品させていただいて、こういう風に喜んでいただける、これが一番…僕の気に入ってるところと言えばおかしいですけど、一番嬉しいところです。これ以上のことはないですね。

I様ご夫妻がとても木に詳しくて驚きますが、それにやすやすと答えてくれる辻さん。
木の博士のようです。それにしても丸太を一本買って10年寝かせるなんて本当に丁寧な仕事ですね。
辻さんのところでよく育てられた安心の木材でつくられる家具たち。
ここだけの話、木を乾燥させてから使うなんて知りませんでした。まだまだ奥の深い木の世界です。

制作風景

Interviewお施主様特別インタビュー

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